人事労務ニュース
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文書作成日:2021/07/20

重要となる職場の熱中症予防対策

 2020年の職場における熱中症の発生状況を見ると、死亡も含み4日以上休業した死傷者数は 959人、そのうち死亡者数は 22人となり、前年を上回る結果となりました。今夏についても熱中症への予防対策が求められますが、厚生労働省の「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」(以下、「キャンペーン」という)も7月1日から7月31日までを重点取組期間としており、積極的な取り組みが求められます。

1.熱中症の定義
 熱中症とは、高温多湿な環境下において、体内の水分と塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れたり、体内の調整機能が破綻するなどして発症する障害の総称で、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗、頭痛・気分の不快・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感、意識障害・痙攣・手足の運動障害、高体温などの症状が現れるとされています。

2.実施期間の取り組み
 キャンペーンの実施期間は5月1日から9月30日までとされていますが、その期間については、暑さ指数(WBGT値)を把握した上で、測定した暑さ指数に応じて次の対策を取ることが求められています。 

  • 暑さ指数を下げるための設備の設置
  • 休憩場所の整備
  • 通気性の良い服装など
  • 作業時間の短縮
  • 熱への順化
  • 水分・塩分の摂取
  • 休憩時に体温を下げる工夫
  • 健康診断結果に基づく措置
  • 日常の健康管理など
  • 労働者の健康状態の確認
 さらに、熱中症予防管理者等は暑さ指数を確認し、巡視などにより次の事項を確認します。
  • 暑さ指数の低減対策は実施されているか
  • 各労働者が暑さに慣れているか
  • 各労働者は水分や塩分をきちんと取っているか
  • 各労働者の体調は問題ないか
  • 作業の中止や中断をさせなくてよいか

3.重点取組期間の取り組み
 さらに7月1日から7月31日までの重点取組期間については、実施期間の取り組みに加え、以下の項目に取り組みましょう。

  • 梅雨明け 実施した対策の効果を再確認し、必要に応じ追加対策を行う
  • 特に梅雨明け直後は、WBGT値に応じて作業の中断、短縮、休憩時間の確保を徹底する
  • 水分、塩分を積極的に摂る
  • 各自が、睡眠不足、体調不良、前日の飲みすぎに注意し、当日の朝食はきちんととる
  • 期間中は熱中症のリスクが高まっていることを含め、重点的に教育を行う
  • 少しでも異常を認めたときは、ためらうことなく病院に搬送する

 下記の参考リンクにある厚生労働省委託事業「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」には、オンライン講習として職場における熱中症予防対策等の動画がアップされていたり、熱中症予防に関するリーフレットが掲載されていたりします。これらの内容も活用しながら、予防対策を徹底していきましょう。

■参考リンク
厚生労働省「令和3年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱」
https://neccyusho.mhlw.go.jp/pdf/2021/coolwork2021_outline_kaisei.pdf
厚生労働省「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」
https://www.mhlw.go.jp/content/11303000/000774764.pdf
厚生労働省委託事業「学ぼう!備えよう!職場の仲間を守ろう!職場における熱中症予防情報」
https://neccyusho.mhlw.go.jp/


※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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