医療福祉業界ピックアップニュース
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文書作成日:2019/12/19
抗生物質、医師の指示通りに飲まない患者が13.0%

 今回は、内閣府より公表された「薬が効かない(薬剤耐性)感染症に関する世論調査」の結果に注目します。

 調査は、全国18歳以上の日本国籍を有する3,000人を対象に今年8月末に実施され、1,667人の有効回答を集計したものです。抗生物質や薬物耐性の理解度、意識等について調査しています。

 この中で、「抗生物質を医師・薬剤師の指示どおりに飲んでいるか」の問いに対し、「医師や薬剤師の指示を常に守って飲むことを意識している」と回答した者の割合が82.0%であったのに対し、「意識しているができないこともある」「自分自身で判断して守らないことがある」等、「指示どおり飲まないことがある」との旨を回答した者の割合は13.0%となりました。

 「指示どおり飲めない理由」(複数回答)としては、「途中で治ったらそれ以上必要と思わないから」が52.3%で最も多く、「そもそも薬を飲むのは最低限にしたいから」35.6%、「指示通り飲むのを忘れてしまうから」34.7%、「自分の体調に合わせて調節したいから」21.3%、「副作用が心配だから」18.5%と続いています。

 一方で、薬物耐性について「知っている」と回答したのは49.9%、「知らない」と回答したのは48.7%で、ほぼ二分する結果となりました。

 「知っている」と回答した方に「薬物耐性についてどのようなことを知っているか」と問うたところ、「感染症を起こす菌に抗生物質が効かなくなる」が75.6%で最も多く、次いで「抗生物質を正しく飲まないと、薬剤耐性菌が体の中で増える恐れがある」が53.7%となっています。

 これらの結果から、医師等による指示や説明が十分に患者に届いていない現状がうかがえます。調査結果の概要は、以下のサイトで公表されていますので、ご参照ください。


参考:
内閣府「「薬が効かない(薬剤耐性)感染症に関する世論調査」の概要」PDF


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